塾選びは見学が大事
学習塾をお探しでしたら、必ず、一度、現場を見学しましょう。
子供が体験するのではなく両親が実際に授業に参加なさってみることをおすすめします。
塾の良し悪しはブランドではありません。その塾全体の問題でもなく、その教室を受持つ教室長の力量によって左右されます。大手の塾だからといって、決して安心できるとは限りません。大手の塾だからこそ、変な人間が教室長をやっていたりします。そこで、塾を選ぶ際は、必ず見学なさることをお薦めします。はっきり言って、学級崩壊している塾もあります。本当です。全て教室長の力なのです。
例えば、先生が子供を怒ったとします。すると、最近の子供は「なら私、この塾やめる。」と言います。それにビビる先生は、先生失格です。この手の子供は「どの程度まで、この先生は怒らないのか。」と常に試しています。また、これしきのことで塾をやめるようなら最初から塾になど来ていません。ところが、新人の先生たちは、この手の『ガキどもとの駆け引き』を知らず、その言葉にビビッてしまい、ガキと先生の形勢が逆転してしまうのです。それが新人の先生です。
そして、最悪なことに、大手の塾のように、大規模過ぎて人材の層が薄いような場合、この手の『ガキどもとの駆け引き』を全く知らないような人間が教室長をやっています。そのような教室は最悪です。学習塾にもかかわらず、学級崩壊が起きており、授業になっていません。こんなところへ子供を通わせるなど、金の無駄使い以外の何物でもないでしょう。もちろん、友達が行くから、と始めから勉強以外の目的で行くなら別です。
良い塾か悪い塾かは教室長次第とお話しましたが、もちろん、学級崩壊させるのは、それぞれの担当講師です。ところが、あまりに酷い様子に激怒し、その担当の講師が子供たちを怒鳴ったとき、教室長はどんな反応をするでしょうか?昨日話したような『ガキとの駆け引きを知らず、子供の嘘にビビるような情けない教室長』なら、子供を怒ったり親に注意を促したりせず、その先生を怒るでしょう。馬鹿みたいに…。そういう塾が、いや、教室が、最悪の学習塾です。なぜわざわざお金を払って、学級崩壊している教室に行くことがあるのでしょうか?
また、昨日、見学に行くようにいいましたが、ぜひお父さんにも行っていただくことを提案します。理由は、行けばわかります。ぜひ普段の生のままの授業を見学なさってください。本当にびっくりしますよ。
大手の塾の方が、この傾向は強いです。
父兄、生徒だけでなく塾屋連中も含め、色々な方がこのサイトを見てくださっていると願いつつ申し上げます。
私は鬼です。生徒たちから嫌われると同時に恐れられています。わざとそういうキャラを作っています。
授業中、うるさいガキは怒鳴りつけます。思い切り切れます。机を叩きます。テキストを床に叩き付けます。切れる時は格好つけようなんて考えず、顔を真っ赤にして、鼻水を垂らしながらブチ切れます。もちろん、暴行を加えたり体罰を与えたりは決してしません。
別に自分を教育者だなどと思いこんでもいませんし、自惚れてもいません。私はただの『受験インストラクター』です。だから「○○先生怖いから塾辞める。」というガキは全く相手にしません。気にするのは「○○先生優しすぎて、みんなが騒いで、授業にならないから塾辞める。」というガキです。塾の経営上、死活問題です。怖いことに塾屋が想像している以上にこの手の『評価』って、口コミで広がっているものです。昨日話した教室長にはこの理屈(常識)が欠けています。
本当にあった話です。
もうずっと以前、ある教室で虐めがありました。虐めといっても男子児童が眼鏡の女子児童を「眼鏡猿!」とからかっていたのですが、教室から職員室にも声が聞えてきました。忙しく相手にできませんでしたが、壁ごしにガキどもの話を聞いていました。からわわれている女の子が、からかっている男子児童に「先生に言いつけてやる。」といっていました。しかし、男の子は「いいよ。」と開き直り一向に止めません。あたりまえですよね?優しすぎる先生に優しく注意されたところで、痛くも痒くもありません。
くり返し「先生に言いつけてやる。」と反抗する女の子ですが、反抗されればされるほどエスカレートしていきます。ところが、その後、女の子が「須藤(私)先生に言いつけてやる。」というとピタリと止みました。それを耳にして苦笑いしていた私は、こうなると忙しいなんて言ってられません。遠山の金さん、水戸黄門、ならぬ『恐怖の大王(私)』がその教室に舞い降りました。
では、昨日言ったような教室長が管理している教室ってどのような教室なのか、想像に難くないでしょう。
また、教室長の話をしましたが、優れた教室長にもかかわらず手足を縛る経営者ってのも頭の痛い問題です。
塾屋・須藤道
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