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塾と学校 〜受験屋と学校教師〜


 学習塾の講師、および、予備校の教師は『教育者』ではありません。あくまでも『受験インストラクター』だと思っています。

 こんな話を他のページにも書きましたが、教育という点では学校を乗り越えることは決してできません。受験屋である私自身、そう思っています。

 

 ところが、最近では、学校よりも学習塾や予備校を評価する声が高くなっています。あれほど否定していた文部科学省でさえ、数年前に『学習塾(受験産業)』について言及しました。それは、ただ単に『あまりにも学校、および、学校教師が情けない』だけにすぎません。

 大友克洋が某文学賞をとったとき、漫画の神様故手塚治虫氏が言っていました。

 「漫画は文学を超えることは決してできない。漫画は文学ではなく漫画というジャンルに属するものであって、文学賞を取れたのは、文学者たちがだらしないだけ。」

 こう語りながら笑っていました。

 確固たる業績を残し、漫画の神様と崇拝される手塚治虫氏のならではのコメントで、批判的精神など微塵もおきませんでした。

 同様、学習塾や予備校の先生が評価されるのは、学校の先生がだらしないだけでしょう。受験屋は受験インストラクターであって、ティーチャーと呼ぶには抵抗を感じています。

 

 以前、私の受け持ち外の中学生の愚痴を聞いてやりました。

 学校の先生があまりに酷い。

 彼の通う某中学校の国語の先生は、まったく授業をやらないそうです。

 教室に入るなり、教科書とワークのやるところを指示し、あとはずっと教卓に座っているそうです。毎日が自習。当然、勉強嫌いの子は遊び始めます。友達と話し始めます。それでも注意せず、お構いなし。そのうち居眠りを始めるそうです。そして、テストでは、テスト範囲を予告しますが、そことはまったく違う範囲を出し、0点をとる生徒が、クラスに平均10人前後でるそうです。

 通信簿は?

 当然、成績は0点。提出物も出さず「評価できない」と言い、国語の欄には斜めに線が引いてあるだけ…。

 当然、父兄たちは騒ぎます。ヒステリックに批判します。校長にも話が行きます。けど、状況はまったく改善されません。

 こういう学校が、現実にあるのです。

 ちなみに、彼のクラスでは、国語だけでなく、他の教科の先生たちも『おかしい』先生で、特に理科の先生など、平気で嘘を教えるそうです。あまりに酷すぎて、3年生の担当(彼は中2)の先生が正しい答えを教えに来たくらいだそうです。

 くどいようですが、こんなこと父兄も学校も知っているんです。

 けど、何ら解決されないのです。

 リストラで苦しむ日本のお父さんたちの子どもたちは、こういうところへ通っているのです。

 

 私は学校の先生ではありませんので、宣伝のためにわざと学校の酷さを書いたりしません。学習塾を目の敵にするような学校『狂師』とは違います。このサイトの話題上、例を出したに過ぎません。また、このような酷い実例を上げようと思えばまだまだいくらでも上げることができます(気が向いたらまた書きます)。

 もちろん、時々、人格が疑われるような学校批判をする塾屋がいますが(人が多い分、大手に多い)、露骨に学校批判をしたところで、塾のブランドを下げるだけでしょう。常識で考えればわかりそうなものを、大嘘を並べ立てて塾批判をする学校の先生がいます。まったく説得力がありません。私は先生の顔色をみて愛想をふりまく生徒だけを見てつけあがるような学校の先生や、気に入らないだけで内申を下げるような教師たちとは違います。

 もちろん、学校の先生にもすばらしい方はいらっしゃいます。私も中3の担任は今でも『恩師』として敬愛しています。その先生に何かあれば『いざ鎌倉!』といわんばかりです。けど、そういう先生にめぐり合える子どもってのは、本当に恵まれた子どもでしょう。受験屋や学校教師がどうこういう以前に、父兄、いや、それよりも生徒たち自身がよく知っていることです。

 また、これはインターネット上のサイトですので、いくらでも嘘が書けます。いくらでも格好良いことが書けます。けど、私が書いているこれらの話が、嘘でないことは、これまた、生徒たち自身がよく知っていることです。

 これらが結果的に塾・予備校の評価を高めているのです。

 何度も言います。

 学習塾、予備校は、教育という点では学校を超えられるわけはないのです。

 

 私は生徒を怒鳴りつけます。それは、あくまでも『躾』の次元であって、教育ではありません。

 「あの先生、怖いから辞める。」  という生徒など、眼中にありません。

 「あの塾(予備校)、うるさくて授業にならないから辞める。」

 こんな生徒が出ては死活問題です。ですから、私が怒るのは『教育』ではなく、言ってみれば営業の一部です。また、父兄から

 「殴る蹴るしてもいいから、どうか東大に入れてください。」

 などと懇願されれば、必要ならば殴る蹴るするでしょう。って、本気でそんなこと願い出た親は今のところいませんが。

 あくまでも『合格させる』『学力をつける』のが仕事です。

 塾(特に予備校)の先生が、時々、人生論や生き方、青春論、将来の夢、友達づきあいについて言及します。私もガンガンやります。私のホームページをご覧いただければ少しお分かりになるでしょう。けど、それも決して『教育』ではありません。受験に必要だからやるのです。予備校の先生など、熱く人生論を語ります。それはそれで学生を教育しようとしたり、はたまた、洗脳したりするのではありません。モチベーションを高めて、熱く心を燃やさせて、受験に挑ませる伏線であったり、志望理由書、小論文課題に対応するための授業にすぎません。本来、学校でやるべきことさえ受験対策でやらなきゃいけないのです。

 

 夜、駅前を歩くと、予備校帰りの高校生たちを見かけるでしょう。ミニスカートの女子高生の足を見て劣情を催した変態野郎さんもいるでしょう。

 その何気ない姿の(受験を考えている)高校生たちの心の中は、ついさっきまで聞いた予備校の授業の話で熱く燃えている…。これが私の目指すところです。

 私はこれを『教育』とは呼びません。私の敬愛するカリスマ先生曰く『愛』でしょう、…って、何度口にしても笑ってしまいますが。

   現状をなんとかしたいものです。変えて行きたいものです。

 

塾屋・須藤道



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