遊び方の1つ
スカイパンダ1号のフライトは続いていました。
用意した簡易空母(滑走路)に着艦させるべく、操作練習をしました。
ガンガン墜落させました。
それでも壊れませんでした。
フェザープレーンというのがありますが、あれとまた違います。
印象は、子どもの頃、駄菓子屋で50円で買ったスチロール製の飛行機にエンジンが付いたような感じがしました。
誰でも男の子なら買ったことがあるでしょう。
大きめの封筒サイズの紙袋に飛行機の絵が描いてあり、中に入っているスチロール製の飛行機。薄っぺらい本体に空けてある細い穴に翼を刺し込んで、機首にはプラスチックの重りをはめ込み、種類によってはその機首にプロペラがついているものがあり、飛ばすと回転しました。
それにモーター(動力)がついたような感じです。
子どもの頃、何機も何機も作って遊びました。思いきり飛ばすと必ず宙返りをし、降下してきて水平飛行となり、地面に落ちる。それが気持ち良くて何度も何度も遊びました。もちろん、地面に滑走路を書いて、友達と着陸の美しさを競ったりもしました。
それが、コントロールできるようになったと考えれば良いでしょう。
右旋回、左旋回、上昇、下降、これらを駆使し、何度も簡易空母に着艦を試みました。
何度も何度も失敗しました。
そして何度目かにやっと着艦しました!!
着艦?
いや、どっちかと言うと墜落って感じです。
実際にやったことのある方なら分かりますが、何とか目標(滑走路)上空までは持って行けるようになるんです。
しかし、高度が高すぎて通りすぎてしまいます。
そこを無理やりパワーダウンして“ボテッ”っと落っことす…。
そんな着艦でした(苦笑)。
けど、この空間の中を飛行する物体をコントロールし、狙った場所へ降ろすという行為に、血沸き肉踊る気持ちでした!!
これは誇張でも何でもないですよ!
わかる奴にしかわからない興奮と感動です!!
ただ、冷静に考えて、もっと広い場所、例えば体育館とかなら『ファイナル・アンサー』ならぬ『ファイナル・アプローチ』から入れるんでしょうね。
この教室だと、進入に失敗しても引き起こして再進入するスペースがありません。
そうやって、何度も壁に激突しました。
そこで、着陸目標の方向を変えたりもしました。
やっぱ難しいですね。
そう!
こんな風にヤキモキするくらいなら、外で飛ばした方がいい!!
やっぱ外だよ!!
こう決心する私でした。
それでも、これはこれで思いきり遊ばせてくれたので楽しかったです。また、この値段でこれだけ飛んでくれたので、思いきり遊べました。
いや、過去形じゃなくて、これからも隙を見て遊んじゃいます(爆笑)。
ポイントT
やり始めれば誰でも気がつくと思うのですが、『もうダメだ!』と思った瞬間、つまり、墜落を悟った瞬間、スロットルをオフにしましょう。
触ってみれば分かりますが、プロペラも実に貧弱です。何度も墜落を重ねるうち、曲がってしまい、下手すると翼をガリガリとやってしまいます。
まぁ、すぐにもとに戻せるのですが、やはり、一番敏感な部分なのでなるべく負担をかけるのはやめるようにしています。
ポイントU
子どもの頃買ったスチロール製の飛行機でやりましたが、水平尾翼を曲げて、わざと急上昇するようにしたり、垂直尾翼を左右に曲げて、わざとカーブ(旋回)するようにしたりしました。
それと同様、発砲スチロール製のエアロソアラの羽を、微妙に調節しなければなりません。墜落するたんびに直すようにしなければ、次の30秒がもったいなくなってしまいます。
ポイントV
モーターに放電モードとやらがあるそうです。説明書に書いてあります。そのせいか、何度も遊んでいるうちにモーターがおかしくなりました。
フル充電したはずなのに、モーターの回転がおかしい。フルスロットルにしても思いきり回らず、回転がある程度安定すると急に弱くなってしまったり、この状態で飛ばしても墜落するだけ、って感じになりました。
『ちぇっ、どうせ使い捨てかぁ』
とあきらめ、電源を切って1時間ほど放置しました。しかし、その後、再度、試してみると元気に戻っていました。そういうことが2〜3回ありました。
ですので、すぐに『壊れた』なんて思わず、気長に待ちましょう。
ただ、大人買いできる人間からすれば使い捨てと感じる値段なのは確かですね(笑)。
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