[567] 管理者 さん 2006年02月15日(水) 01時18分
mitiさんの家庭環境やmitiさんにしかわからない苦労を私は全く知りません。その状態で持論を書きますから、非常に無責任な物言いになってしまうでしょう。すみません。
ですので、あくまでも参考程度に考えて下さい。
> 正直、私のプライドのために遠くの大学へ
> お金をかけて行く意味はないのでしょうか。
いいえ。その意味は大いにあると思います。
ですから、自分の信じた道を進みましょう!!!
ただし!必ず振り返って下さい。
mitiさんは1人で生きているわけではありません。今は学生の時期ですので当然御両親の保護を受けています。だからこそ浪人ができないのだと思いますが、本気で信じた道を進もうというなら、保護してくれている御両親のことを決して忘れないで下さい。
ですから、両親に宣言すれば良いのです。
『将来、就職したら、浪人にかかった費用と大学の学費を必ず返すから、今だけわがままを許してくれ。』
…と。
学費借用書でも書けばいいでしょう。
それでも許してくれなかったら、あまり勧めませんが、家を飛び出して新聞奨学生(新聞専売所の寮に入り、新聞配達をしながら学費を新聞社から出してもらう)でもやれば良いのです(私もかつて朝日新聞奨学生をやっていました)。
事情を持った受験生なんてのは沢山います。
驚くかもしれませんが、私の予備校に来ている現役高校生の中にはアルバイトをして、そのお金で予備校に通う高校生が沢山います。やはり『浪人させてもらえないから』という事情から、自分がアルバイトして必死にお金を稼いで、そのお金で予備校へ来て、一生懸命勉強して、何とか現役で大学へ行きたいと考えて通ってきます(当然、そういう受験生を命がけで現役合格させるのが私の仕事ですが)。
いや。
それ以前に、親元から数千キロ離れ、言葉も通じず、習慣も全く違う国へ来て、毎日アルバイトをしながら懸命に努力する若者、なんてのもいます。遅刻しようものなら、毎朝私や学院長から怒鳴られ、それでも必死こいて大学を目指している若者もいます。外国人就学生たちのことですが、彼等、遅刻・欠席を計算した出席率が低いとビザが降りなくなるんです。酷い学校だと、出席率を有料で粉飾計算するところもあるそうですが、私のところでは一切やらないので、学生たちも必死です。その上、日本語を覚え、君たちが解くような小論文試験対策をして…。すごい連中ですよね。
どちらの若者も、自分の意思で決めて自分の責任で何とかしようとしています。
それだけの覚悟があるかどうか、まず振り返りましょう。
『何かあれば誰かが助けてくれるだろう』
こんな考えでしたらまず浪人は成功しないと思います。また、そんな考えのまま大人になってもロクな人間にはなれません。カード破産で自滅するのが落ちでしょう。…って、説教じみた『あたりまえのこと』を言っていますが、現実だと思います。
もちろん誰にだってそういう面は存在して、偉そうに言っている私自身、そんな一面があります。けど、人生をかけたような決断(mitiさんにとって今がその時)では、決してそのような一面を出してはいけないと思います。そういう『甘い考え』で決断したところで、これまた最後まで走れるかどうか疑問が残ります。だから『自分が全て責任を負うんだ』という覚悟で決断をしましょう。
ただ、様々な条件でそれが厳しいようなら、やはり、御両親の意向にそって選択した方がいいと思います。その道にだって素晴らしい発見やめぐり合いが必ずあるのですから!!
> 看護はどこの大学でも就職すれば一緒ですか?
就職後の現場として、私は以前東京女○医大病院で仕事をしていました。東京女子○大病院では、集中治療室というところで仕事をしていて、そこにいる看護婦(現、看護師)たちはベテランぞろいです。そしてすごいのは、ただでさえハードな勤務に加え、自分たちの意思で大学(夜学等)へ通う看護婦さんたちが大勢いたことです。専門学校から看護婦になって、集中治療室へ来て、まだまだ勉強不足だと思い知って…ってのが彼女たちの口癖でした。
その一方、妹が現役の看護婦で、時々、話しを聞くのですが、就職したばかりのころはやはり『大卒』とかいうレベルでの差は、まったく変わらないそうです。いや、むしろ『大卒のクセにロクな仕事が出来ない』というような目で見られてしまうような場合もあるそうです。
けど、大学で学ぶことに無意味なものはないはずですので、きっと将来の役にたつものを身につけられると思います。
同じような悩みを色んな受験生が持っています。
悩むことは大切ですが、今は目の前の関門に全力でぶつかって見ましょう。
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