[329] 管理者 さん 2007年06月17日(日)
23時32分
はじめまして。難しいですね。
まず、K大学ってのがどちらか分かりませんので何ともいえないので確認ですが、AO入試も二極化ならぬ二分化が見られます。
1つは、厳しい基準で、このサイトのどこかに書いてある“2%の人間”を選ぶAO入試です。こちらの“K”が慶応の“K”でしたら100%この類に入ります。学部が学部なので何ともいえないですが、こちらのAOを受験するのでしたら、やはりみっこさんの条件では極めて厳しいでしょう。AO入試で求めている条件に合わないという機械的な理由です。
そして、もう1つは、大学側との複数回の面談を通じての『折衝』といった性質のあるAO入試です。これといって学問に差し支えの無い学力や人格の持ち主であるか否かを判断する入試になるので、極めて『推薦入試』に近い条件になっています。こちらなら多少志望動機が薄くても可能性はあるでしょう。
ただ、どちらの場合でも『AO入試の大前提は受験生の将来を評価するもの』である以上、やはり志望理由が非常に重要になってきます。
お話を読む限り、どうも『過去を見る』入試のようです。しかし、もう一度、確認してみましょう。推薦入試ではなくAO入試ですから『本当はあまり過去を見ないのでは?』というのが私の感想です。
『大学に入って何をしたいか?』とか『どのような研究をしたいか?』『将来、どのような職業に就きたいか?』という項目はありませんか?もしあれば、小学生の頃からのバスケットボールの話題よりもそちらが非常に評価されると思います。
一般入試のポイントは、自分の可能性を試して見るチャンスであるというものです。
特に将来の夢が決まっていなくても、自分の可能性がどれだけのものか、受験にチャレンジして試してみることができます。わざわざ某ナントカ桜という漫画の例を出して書いている本もあるくらいですが、別に漫画の世界でなくとも、受験勉強(学科試験)で努力して、自分の力を試してみるのが『大学受験』の伝統ですので、志望動機が薄かったら、こちら試験で能力を試せば良いだけです。頑張りましょう。
>夢が具体的に無い私はAO入試を受けない方がいいんですか?
上の理由です。
志望大学のAO入試の条件をもう一度確認なさってからお考えください。
>私は大学に行って専門的な知識を身につけて、自分が社会に貢献して、
>なおかつ、自分の特性が生かせる仕事はこれだ!!というのを見つけたいんです。
>大学というのはそういうところなのではないのですか?
この条件で受験する場合は一般入試(学科試験)を受ければいいだけで、あくまでも大学が拒否するのではなく『条件が合っていない』という機械的な理由だけです。
>私は弁護士になるべく法学部を希望しているのですが、
>実際なんで弁護士になりたいのと聞かれても、これといった理由はありません。
>弱い立場の人を手助けするといったところに魅力を感じるというのが
>一番の理由です。
いつごろからそう思い始めたのか、何がきっかけでこう感じたのか。
何の前触れも無く、ある日突然こう思い始めることは無いと思います。じっくりと思い出してみましょう。そのきっかけが思い出せたら、そこから話を膨らませていけばいいのです。別に専門的な法律の話など必要ありません。専門が問われるのは大学院入試だけです。ごく一般的な、高校生でも知っていてほしい社会常識的な話さえできれば十分です。
そして、もし本当にそれが難しいようでしたら、やはり、『条件を満たしていない』という、ただ機械的な理由だけですのでAO入試は避けたほうがいいかもしれません。しかし、これまた大学の条件(エントリー課題、面談、試験、倍率等)によっては十分に可能性がある場合もありますので、これらはあくまでも参考として、もう一度考えてみてください。
がんばれ!!
何かあったらまたおいで。
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