[29] 質問です とも さん 2005年10月23日(日) 12時34分

はじめまして。私は公募推薦で大学入学を考えています。 志願理由書を書き先生に提出したら、個性が足りないとか 自分らしさがないと言われてしましました。自分らしさを文章 に出すにはどうしたら良いですか？あとどのような事を書けば良いのでしょうか？

[32] 管理者 さん 2005年10月23日(日) 14時30分

　厳しいようですが『中身』です。
　例えば、パイロットになりたい受験生がいたとします。
　そう。空が大好きだから、飛行機が好きだから、パイロットになりたい。それで充分志望理由になります。『好き』という行為に理屈など要りませんから！だから、そういう人は、どれくらい好きなのか『一般入試』を受験して『お勉強』という形で証明しなければなりません。けど、世の中にはそうではない人間がいて、最近、ドイツの○○社が開発した○○という素材を航空機に使うとこんなことができるんじゃないか、とか、フランスが開発したエンジンは〜とか、『飛行機が好きで好きでたまらなく、常に新聞やニュース、専門雑誌を見て最新の情報を集め、夢に燃えている人間』もいるのです。マニアが趣味でやっている次元なのか、あるいは生涯をかけてその夢を実現しようとしているのか、それを志望理由書で説明するのです。
　夢は『十人十色』で、皆が皆違ったものであるのが常識です。そういう人が受験するのが『特別』選抜方式の入試です。ホームページにも書きましたが、こういう人は『書きたいことが多すぎて悩む』という受験生です。
　そう。つまり、自分の抱いた『夢』を書けば良いだけです。
　結局、個性がないと感じるのは、誰でも書ける、誰でも知っているような話を並べ、『○○が好きだから』レベルで書いている、パイロットの話の前者のような場合です。私も過去数百という志望理由書を読んできましたが、『おきまり』のパターンも数限りなく見てきました。そういう志望理由に対し私は『個性がない』『自分らしさがない』と判定します。残念ですが、そこから抜け出せないようでしたら『一般入試』を目指しましょう。


追伸：ホームページでも書いていますが、個性を必要としない、無難な志望理由でも充分に合格できる大学もありますので、『やはりダメだ』などとすぐに落ちこむ前に必ず確認して下さい。

[35] とも さん 2005年10月23日(日) 15時02分

ご返信ありがとうございます!!
もう一度自分の夢や大学で学びたい事に ついて考え直し書き直してみたいと思います。私は将来サービス業に 就きたいと考え経済学部への進学を希望しています。なぜ自分がサービス業 に就きたいと考えているのかなど深く書いてみようと思ってます。ありがとう ございました。

[36] 管理者 さん 2005年10月23日(日) 15時08分

　返信ありがとう。
　経済学部なら『倍率』を調べてみましたか？
　すごく残酷なことを言いますが、経済学部って、どこにでもあるから一般公募の推薦でも定員割れ起しているところもありますよ。遅刻・欠席が激しく（卒業も危うい）、勉強嫌いな受験生をその手の大学へ『押しこむ』ことなんぞ毎年あります。
　倍率が低いようでしたら、あまりに個性的な文章を書いて教授に目をつけられるより、『無難な文章』を書いたほうが良い場合があります。私の志望理由のどこかにも書いてあるとおり、そこらへんの『匙加減』は地元の学校、塾・予備校しかわかりません。ぜひ相談して下さい。
　そんなわけで、私のページでは『関東圏のみ』としてあります。

[37] とも さん 2005年10月23日(日) 15時20分

今年から始まる公募制推薦のため、詳しくは分かりませんが 他の学部のデータや大学のレベルからしておそらく定員割れは しないと思います。
たびたびの質問ですみませんが、志望理由書を書くさい貴校への進学を 希望した理由としてまず・・・・という書き方をしても良いですか？？

[39] 管理者 さん 2005年10月23日(日) 15時29分

　自由ですよ。
　私のページでも散々書いていますが、既成の価値観にとらわれず自由に書きましょう！

　ただ、第三者に見てもらうことは決して忘れないで下さい。それは学校の先生でもいいですし両親でもいいです。なるべく多くの人に読んでもらって下さい。全員、違うことを言うはずです。それを自分というフィルターに通して下さい。
　 スゴイ志望理由書って、読んで行くうちに相手の姿（中身）が本当に見えてくるんです。なので、最近流行りの事件じゃないですが『あの人がなぜ？』的なものは避けた方が無難です。時々、あまりに偉そうな内容を並べたり、偉そうな表現を乱用して書かれた志望理由書なんてのも見かけます。ところが、それを書いたのが純情そうな（中学生と間違えてしまうような）女子高校生だったりすると、やはりちょっと引いてしまいます。まぁ、例文集を参考にして書いたそうでしたが。他の方への返事でも書いていますが、そういう高校生には、やはり文末を『敬体』で書くようにすすめています。『文は人なり』ですから。

　強いて言うならそれくらいです。

[47] とも さん 2005年10月23日(日) 20時23分

ご返信ありがとうございました!! 志望理由書を書くうえでとても参考になりました。
自分らしさを文に出せるよう頑張ってみます!!

[31] 質問です！！ 春 さん 2005年10月23日(日) 14時27分

はじめまして。
今志望理由書を書いてるんですが、入学後の抱負と学部に対しての具体的関心を盛り込んで書くので書き方のパターンはすごく参考になりました!!
しかし、部活動での実績も書かなくてはならないのですが、これがパターンにうまくはまりません。どこに書いたら不自然じゃないでしょうか??

[33] 管理者 さん 2005年10月23日(日) 14時38分

　激しく文字数に影響を受けます。
　ただ、どこかのページに書きましたが、あくまでも『推薦入試』はその受験生の過去を評価し（過去が優れているから推薦される）、『ＡＯ入試』ではその人物の未来を評価しますので、推薦・自己推薦の部類でしたら社会的関心、将来の目標に字数を割くより、部活での評価を前面に押し出しましょう。

　前半部分で『高校生活』を書いて、そこから将来的な、大学入学後的な話しへと繋げるのが無難です。比率的なものに決まりはありません。それこそ『個性』です。部活の話しを読んでいて『面白い』と感じるなら沢山書いても評価されるでしょう。
　ただ、この場合、直接的な指示が必要なので必ず学校の先生（この場合こそ国語の先生）にチェックを受け、文章の流れが不自然ではないかを確認して下さい。

[42] 春 さん 2005年10月23日(日) 16時14分

お返事ありがとうございます。
説明が不足していたように感じるので、よろしければまたｱﾄﾞﾊﾞｲｽを頂きたいと思います。
私が受けるのは自己推薦で、志望理由書は2000字以内となっています。
ただ、部活の実績はあまり前面に出さないで、きっかけ〜社会的意義の部分についてをメインに書きたいと思っています。 自己推薦の場合、やはり過去のことを書いたほうがいいのでしょうか？？

[44] 管理者 さん 2005年10月23日(日) 16時26分

　2000字といったら超大作ですね。関東圏で言うなら早慶上智クラス？いや、ＭＡＲＣＨでも行くでしょう。また、そうでなくても出してきます。2000字なのですから、当然、志望理由重視になるでしょう。社会的意義に触れることも充分にできると思います。

　さて、自己推薦って、日本人には激しく難しい課題です。そこらへん、私が教えている外国人の方が遥かに上手ですね。
　過去のことと言っても生い立ちやら今までの人生やらではなく、あくまでも自分が高校生活で学んだこと、やってきたことを中心に展開して下さい。そうなると、このＨＰでも書いてあるとおり、学校行事や課外活動が重要になってきます。一般受験する学生には『遊ぶな！学校行事よりも勉強を！』みたいなことを指導しますが、特別選抜の受験生には『積極的に課外活動に参加し、学校行事にもガンガン参加しろ！』と言ってあります。ですから、いざ特別選抜が落ちて一般受験を目指すとなると本当に厳しい状況です。部活動、クラブ活動、委員会、課外活動、これだけは自慢できる！というものを伸び伸びと書いてみましょう。
　中国人の場合、学校で『軍事教練』という課外授業があるので、そこらへんを書かせたりもします。,

[54] 管理者 さん 2005年10月24日(月) 13時49分

追伸：今、コメントを読んで気がつきました。質問に答えていませんね。すみません。

＞ただ、部活の実績はあまり前面に出さないで、きっかけ〜社会的意義の部分についてをメインに書きたいと思っています。

　これでも大丈夫だと思います。ただ、長々と書く必要はないですが、自己ＰＲはそれなりに入れた方がいいでしょう。あとは内容次第です。
　2000字だったら、私だったら大喜びです。やはり社会的な問題とその背景、自説などを書き、さらに深く研究したい、と結んでいくでしょう。
　ただ、これまた受験生に指導しますが、『ラジオを聴きたい。けど電池がない。だから電池を買う。その電池はナ○ョナルでなければならない。』こういった流れがあったとき、誰でも関心を持つのは『なぜナショナルなのか？』でしょう。そう。この電池のメーカーに当たる部分が大学の名前です。ですので、なぜその大学なのか、は必ず書いてください。マニアックな情報までは不要ですが、せめて自分の専攻がその大学ではどの程度の扱いを受けているのか、くらいは調べてください。
　嘘のような本当の話ですが、はりきって面接で「○○をやりたい！」と言ったところ、面接官から「うちの学部ではやっていません。」とはっきり言われた受験生がいました。泣きながら電話をかけてきましたが、残念ながら不合格でした。そこらへん、チェックが至らなかった私のせいでもあります。